ニット(セーター)は暖かく冬には重宝しますが何を基準に選べばよいですか?
お客様のよくある声です。ニット (セーター) は上品でキレイ目の印象を与えます。『素材』『首回り』『編地』で印象が大きく変化します。ニット (セーター) の上手な選び方を解説します。
こんにちは、人と着を結ぶ一時を創る『ヒトトキ』です。
当ブログにお越しいただきありがとうございます。
そもそもニットとは何なのかと思う人もいますよね。
ニットとは毛糸や綿糸で編んだトップスのことを言います。
『ニットとセーターって何が違うの?』と言う声も多いです。
厳密にいえば『ニット』は1本の糸をループ状に編み上げた生地のことです。
『セーター』はニットの生地で編み上げたトップスのことを言います。
つまり、『ニット』=生地。『セーター』=衣類。
という基準になります。
しかし、ファッションとは捉え方が曖昧で多くの人やメディアを通す上で呼び方が変わってくるものですよね。
現在では『ニット』で作られるトップスをひっくるめて『ニット』と呼ぶことが一般的になりました。
むしろ『セーター』という呼び方が若干古いような印象すら与えてしまいます。
では、ニットといる衣類はどういう印象を与えるのでしょうか。
『ニット』カジュアル見えするスウェットやTシャツとは違い基本的に上品で大人っぽい印象を与えます。
細かく言うと『素材』『編目』『首の形』で印象は大きく変化します。
上品でキレイ目な中でも少しカジュアルに見えるものから格好良く見えるものまで様々です。
では、『ニット』を選ぶ際『ファッションに興味がある人』は何を基準に選んでいるのか気になりますよね?
次の3つの特徴で複合的に判断し自分に合う一着を選びます。
ポイント
- 『素材』⇒主な素材は『ウール』『綿』『アクリル』を初め『カシミヤ』や『アンゴラ』等動物の種類で表すウールの混率で表情や保温性の機能が変化する。柔らかく滑らかで糸の細いニット程上品でキレイ目な印象を与える。
- 『編目』⇒編目の間隔で印象が大きく変化する。編目が詰まっていて凹凸がない程上品でキレイ目な印象を与える。
- 『首回り』⇒首が詰まっているとカジュアルな印象を与える。シャツの襟と同様に首回りを覆うデザインは上品でキレイ目な印象を与える。
ニットの始め方
- ニットは基本的に上品で大人の印象を与える保温性も兼ね備えたファッションアイテム。
- ニット選びは『サイズ感』『素材』『首回り』と『編目』で複合的に決まる。
- ニット選びは自分の系統で決める。
- 自分にあったイメージを育てる。
- ニット選びの着こなしとイメージを育てる。
ニット選びに必要なのは『サイズ感』『素材』『首回り』と『編目』でカジュアルに合わせる物からキレイ目に合わせる物まで様々です。
間違った選び方をしてしまうと似合わない『ダサい格好』になってしまいます。
『普通にお洒落』に必要なのは自分に馴染む格好をすることです。
そんなニットに関しての知識をアパレル経験10年以上、たくさんのニットを見て、着て、お客様に提案した『ヒトトキ』が今だから言える『本質』を解説します。
記事の信憑性
記事を書いている私はアパレル歴10年以上実務40,000時間以上経験しています。
販売員・店長・仕入にも携わってきました。
自分自身も昔はファッションがよくわからず何がお洒落なのか…という悩みも多い『ただ服が好きというだけの普通の人』でした。
しかし、たくさんのお客様と接しコーディネートもさせていただく中で知識と経験を確立する事ができました。
色々な服を着て見て触って体感した中で『ファッションの根本には言葉で説明できる法則性はある』実感しています。
そんな『ヒトトキ』が『ニット』の選び方を紹介させていただきます。
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ポイント
この記事は
- ニットを選ぶ基準が分からない
- ニットをファッションに取り入れたい
- そもそも『ファッションセンスがない』と諦めている
と、いう方々に向けて少しでもお役に立ちたいという思いで執筆します。
『センス』とは『知識を積上げること』で後天的に見につけることが可能です。
少しでもお役に立てれば幸いです。
ニットをサイズで選ぶ
ニットを選ぶ上で大切なことは適正なサイズを選ぶことです。
サイズが大きすぎるとだらしない印象を与えます。
サイズが小さすぎるとピチピチでダサい印象を与えます。
ビックシルエットという着こなし方もありますが敢えて選ぶビックシルエットと大きさを間違えているのでは全然印象は違います。
ポイント
- 適正な肩幅か。
- 適正な袖の長さか。
- 適正な丈の長さか。
- リブの太さは太い程カジュアルに細い程キレイ目になる。
- リブの締まり具合は強い程丸く可愛らしく弱い程四角く格好良いスタイルになる。
自分に馴染む系統によって選び方が変化します。
選ぶポイント
- サーフラグジュアリーはカジュアルだけどリラックス感のある男らしいイメージ。
- モード&トラッドは独特な雰囲気のある中性的でキレイなイメージ。
- アメカジクラシックはカジュアルだけど上品な大人っぽいイメージ。
- キレイ目カジュアルはスマートで爽やかな大人のイメージ。
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まずは自分に馴染む系統を決めることでニット選びがスムーズになります。系統を決める記事はこちら☟
適正なニットの肩幅の位置
自分の肩幅とニットのボディと腕の継ぎ目の幅で印象は大きく変化します。
一般的には自分の肩の端がニットのボディと袖の継ぎ目が丁度同じくらいの位置にくるのが適正とされます。
しかし、自分の系統に合うかどうかで大きさを選びましょう。
型の幅と継ぎ目の位置関係
- 継ぎ目が肩幅の内側に来るほどワイルドで男らしく外側に行くほどリラックス感がでて可愛らしいイメージになる。
- 継ぎ目と肩幅の位置が適正な程上品で大人っぽいイメージになる。
明らかに内側に入りすぎているサイズ感は窮屈なので禁止。
ポイント
- 『継ぎ目が少し内側』⇒格好良いイメージにおすすめ。
- 『継ぎ目が肩幅と同じ』⇒上品で大人なイメージにおすすめ。
- 『継ぎ目が少し外側』⇒リラックス感、余裕のあるイメージにおすすめ。
- 『継ぎ目が極端に外側』⇒独特なイメージにおすすめ。
各系統と肩幅の位置の相性はこちら☟
サーフ ラグジュアリー | モード& トラッド | アメカジ クラシック | キレイ目 カジュアル | |
継ぎ目が 少し内側 | 〇 | × | × | 〇 |
継ぎ目が 同位置 | 〇 | × | 〇 | 〇 |
継ぎ目が 少し外側 | 〇 | 〇 | 〇 | × |
継ぎ目が 極端に外側 | × | 〇 | × | × |
適正なニットの袖の長さ
手にかかる長さでイメージが大きく変化します。
一般的には手首が丁度隠れるくらいの位置にくるのが適正とされます。
しかし、自分の系統に合うかどうかで大きさを選びましょう。
袖先と手のかかり具合の位置関係
- 手の甲の露出が多い程男らしく、少ない程ほど可愛らしいイメージになる。
- 手首が丁度隠れるくらいで手の甲にかからないぐらいの位置が上品で大人っぽいイメージになる。
各系統と袖の長さの相性はこちら☟
サーフ ラグジュアリー | モード& トラッド | アメカジ クラシック | キレイ目 カジュアル | |
手首が見えるくらい短い | 〇 | × | × | 〇 |
手首が丁度隠れるくらい | 〇 | × | 〇 | 〇 |
手の甲に袖がかぶるくらい | × | 〇 | 〇 | × |
手の甲が袖で隠れるくらい | × | 〇 | × | × |
適正なニットの丈の長さ
丈の長さで印象は大きく変化します。
一般的には丈の長さはベルトに少しかかるぐらいが良いですね。
短すぎてしゃがんだ時に背中やパンツが見えることはだらしないので避けるのが鉄則です。
自分の系統に合うかどうかで丈の長さを選びましょう。
丈の長さ
- ベルトが隠れるくらいの長さは上品で格好良いスタイルになる。
- お尻が隠れるくらいの長さは可愛らしいく中性的なイメージになる。
ポイント
- 『ベルトラインが見えるくらい』⇒格好良いイメージにおすすめ。
- 『ベルトラインが少し隠れるくらい』⇒上品で大人なイメージにおすすめ。
- 『ベルトラインが隠れて見えないくらい』⇒リラックス感、余裕のあるイメージにおすすめ。
- 『ベルトラインより大きく下』⇒独特なイメージにおすすめ。
各系統と丈の長さの相性はこちら☟
サーフ ラグジュアリー | モード& トラッド | アメカジ クラシック | キレイ目 カジュアル | |
ベルトが 見える | 〇 | × | × | 〇 |
ベルトが 少し隠れる | 〇 | × | 〇 | 〇 |
ベルトが 隠れる | 〇 | 〇 | 〇 | × |
極端に 長い | × | 〇 | × | × |
ニットのリブの太さと締まり具合
ニットにおけるリブ(ゴム編みのパーツ)は『首』『両手首』『裾』の4か所にあります。
リブの太さで印象が大きく変化します。
リブの太さ
- リブが太い程カジュアルで、細い程上品でキレイ目になる。
リブの締め付けによっても印象が大きく変化します。
リブの締め付けがゆるい程ニットの形状はそのままで四角く、リブの締め付けがきつい程丸みを帯びた形になります。
リブの締め付けがきついと裾は上に上がってしまい、袖はバルーンスリーブのようなたわみが出来ます。
リブの締め付け
- リブの締め付けがきつい程変形し奇抜なスタイルになり、締め付けがゆるい程上品でキレイ目なスタイルになる。
ニットを編み目で選ぶ
『ニット』と一言で言っても肉厚でふわふわのものから薄手でなめらかなものまであります。
まずは基本となる『ゲージ』を理解することから始めましょう。
『ゲージ』とは1インチ(約2.54㎝)間に編み針が何本あるかを示す数値です。
つまり編み目の密度のことで密度が高ければ表面の凹凸が少なく薄い、密度が低ければザックリとした表情でぶ厚い生地になります。
密度の低い順から『ローゲージ』⇒『ミドルゲージ』⇒『ハイゲージ』と呼びます。
ポイント
- 『ローゲージ』⇒1.5,3,5G。編み目のザックリとした模様が特徴の肉厚なニット。上品でカジュアルな印象を与える。
- 『ミドルゲージ』⇒7,8,10G。表情のある編み目が特徴の中肉のニット。キレイ目とカジュアルの中間にある馴染みやすい印象を与える。
- 『ハイゲージ』⇒12G以上。凹凸の少ない滑らかな表面が特徴の薄手のニット。上品でキレイ目の印象を与える。
密度が低い方が肉厚になり保温性が高くなるがアウターへの影響が出やすくカジュアルな印象が強い。
密度が高い方が薄手で保温性が低くなるがアウターへの影響が出にくくキレイ目の印象が強い。
続いて特徴的な編み目の名称と印象を理解しましょう。
カジュアルで上品な『ケーブル編み』
太目に編まれた縄のような表面に浮き出る模様が特徴の編み方です。
表面が平らな程キレイ目で表面に立体感がある程カジュアルな見え方になります。
ニットの中にシャツをインすることもできるが、その表情からTシャツの上に一枚着るだけでも様になる上品でカジュアルな印象を与えます。
上品で男らしい『ワッフル編み』
生地表面に格子状に浮き出る模様が特徴の編み方です。
格子の目が細かく細い程キレイ目で粗く太い程カジュアルな見え方になります。
伸縮性が高く着やすいのが特徴です。
中に襟付きシャツを重ね着することは少なく、Tシャツの上に着ることの多い上品で男らしい印象を与えます。
上品でスマートな『リブ編み(畦編み)』
表編みと裏編みを交互に行うことにより縦に通った畦(水田の盛り土によってできる溝)模様になる特徴の編み方です。
リブの太さによって表情は様々ではあるが筋が細く深く程キレイ目に筋が太く浅い程カジュアルな見え方になります。
横の伸縮性が高く着やすいのが特徴です。
縦のラインが協調される為スタイリッシュな着こなしになります。
ニットの中に襟付きのシャツを重ね着する事もできるが、その表情からTシャツの上に一枚着るだけでも様になる上品でスマートな印象を与えます。
ニットを首回りで選ぶ
ニットにおける首回りの形は与える印象を大きく変化させます。
上品でカジュアルな『クルーネック(丸首)』
かぶりのニットの王道と言えばクルーネックです。
首回りを丸く囲む形で鎖骨が見えないのが特徴ですね。
首が詰まっているので少しカジュアルな印象を与えます。
一言でクルーネックと言っても首の空き具合は物によって違います。
あまり詰まりすぎていると窮屈に見えるので注意が必要ですね。
特にキレイ目カジュアルは詰まりすぎた首元はカジュアル要素が強くなるので避けた方が無難です。
ポイント
首が詰まっている程ガタイが良く、首が開いている程華奢に見える。
上品で格好良い『Vネック』
首回りがVの形になって露出が多いのが特徴です。
Vの形が縦長でスマートに見えるので格好良く上品な印象を与えます。
ポイント
Vの深さには個体差がある。
よりVが深い程中性的で色っぽくなるので深すぎのものは避けるのが無難。
上品で可愛らしい『モックネック』
タートルネック程長くはないが喉仏くらいの高さまでネックがある形です。
モックネックやタートルネックは基本秋冬のものとされてきました。
しかし、近年半袖のモックネック等が出てきてファッショナブルな着こなしに向いています。
勿論、首を覆っているので秋冬は防寒対策にはなりますが春夏は暑く感じるので注意が必要ですね。
キレイ目で上品な『タートルネック』
首全体を覆い、折り返して着るネックの形です。
冬に着る防寒を兼ね備えた上品なアイテムとして選ばれます。
シャツやアウターの襟と同様に買う美を覆うものがある程キレイ目な印象を与えるためタートルネックはニットの中でも一番キレイ目な印象が強いのが特徴ですね。
各系統と首の形の相性はこちら☟
サーフ ラグジュアリー | モード& トラッド | アメカジ クラシック | キレイ目 カジュアル | |
クルーネック | 〇 | 〇 | 〇 | △ |
Vネック | 〇 | × | × | 〇 |
モックネック | × | 〇 | × | 〇 |
タートルネック | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
ニットを素材で選ぶ
編み方は同じ編み目でも素材の違いにより保温性や見た目の高級感、生地の滑らかさ等に大きな違いがでます。
大きくは天然素材である『ウール』と化学繊維である『アクリル』に分かれます。
『ウール』とは『獣毛』のことで一般的には羊の毛で作られた防寒性と保温性に優れた天然繊維のことです。
『アクリル』とは『ウール』に近い性質を持たせた人為的に作られた保温性の高い化学繊維のことですね。
其々のメリットとデメリットは確認しておきましょう。
ポイント
ウール100%の方が品質が高く保温性も高いがアクリルを入れることによって得られるメリットもある。
アクリル100%になると保温性はウールよりも劣るがカットに比べると保温性は高く、比較的安価で手に入る上ニットのデメリットである『ちくちくする』『虫に食われる』という現象は回避できる。
ニットに関しては特に品質表示に注目する必要がある。
メリット、デメリットを理解した上で選ぶと失敗は少なくなる。
細かく言うと天然素材である『獣毛』は種類や産地により名称が異なります。
細長くしなやかな『メリノウール』
羊毛の中でも細長くてしなやかで高品質なウールです。
メンズファッション業界においても『メリノウール』を目にする機会が多くなってきました。
敢えて商品名として表記される程、付加価値の高い素材ですね。
オーストラリア産のメリノウールがアパレルとして使われることが多いです。
ニュージーランド、フランスメリノと比べて白さが際立ち繊維が長く衣類に最適です。
上品でキレイ目な高級感のある格好をしたい人に選ばれます。
滑らかで高級な『カシミヤ』
ヒマラヤ原産の『カシミヤヤギ』という品種の獣毛です。
軽くて手触りが滑らかなキレイに整った風合いの高級素材ですね。
格好良いスタイルから上品でキレイ目のスタイルまで高級感のある恰好をしたい人に選ばれます。
耐久性が高く丈夫な『アルパカ』
首の長い動物『アルパカ』の獣毛です。
ウール同様保温性、防寒性に優れているのが特徴です。
ウールやカシミヤと比較されることが多いがその特徴はウールやカシミヤに比べて丈夫で強いです。
肌触りはカシミヤには劣るが滑らかで滑りが良く光沢感のある素材ですね。
格好良いスタイルから上品でキレイ目のスタイルまで滑らかで柔らかいキレイ目な格好の人に選ばれます。
ふわふわとした毛先が特徴の『アンゴラ』
『アンゴラヤギ』という品種の山羊と『アンゴラウサギ』という品種のウサギの獣毛です。
『アンゴラヤギ』の獣毛を『モヘア』とも言います。
ふわふわとした表面がナチュラルな風合いを印象付ける吸湿、保温性に優れた高級素材ですね。
格好良いスタイルから上品でキレイ目のスタイルまで素材表面の動きをつける柔らかい格好をした人に選ばれます。
ニットをコーディネートで着こなす
『ニット』は冬のアイテムであるため重ね着をすることが多いですね。
上品な印象の強い『ニット』ではあるが着こなし方により印象は大きく変化します。
基本的には上品で大人っぽくキレイ目な服装を心がけましょう。
ポイント
特徴:上品な印象が強いのでどんな組み合わせでも大人っぽい着こなしになり易いアイテム。
- キレイ目要素の強いボトムスを選ぶ
- 艶のある素材のトップスを選ぶ。
- デザインの少ないシンプルなトップスを選ぶ。
- 爽やかなイメージのシンプルなキャンパス地のシューズを選ぶ。
- 大人見えするシンプルで艶のあるレザーのシューズを選ぶ。
- 時計やハット等大人見えする小物を選ぶ。
基本の考え方を捉えた上で系統毎に代表的なアイテムを下記に示します。
サーフラグジュアリー
特徴:カジュアルだけどリラックス感のある男らしいイメージ。ニットの着こなしは格好良くきめる細ザックリとしたリラックス感のあるスタイルを心がける。
OK:シャツ等キレイ目要素との重ね着はせずカット感覚で着る大人の着こなし。
NG:クラシカルな柄の入った派手めの着こなし。
- トップス:Tシャツ、ブルゾン、ジャケット等
- 靴:スリッポン、レトロスニーカー、ブーツ等
- 帽子:ワッチ、キャップ等
- バッグ:クラッチ、トート等
- 色:ブラック、ネイビー等濃い格好良い色を中心にホワイト、ライトグレー等の色は爽やかに決まる。
モード&トラッド
特徴:独特な雰囲気のある中性的でキレイなイメージ。ニットの着こなしをする上で上品な印象をさらに+する艶のある凹凸の少ない素材を選ぶことが基本。
OK:シンプルでキレイ目なデザインと素材を選び、丈長の服や肩が落ちた服などシルエットで遊ぶとバランスが良い。
NG:編み目の目立たないハイゲージのニットはシンプルすぎる。
- トップス:カット、コート、シャツ等
- 靴:ハイテクスニーカー、革靴、ブーツ等
- 帽子:ハット、キャスケット等
- バッグ:クラッチ、バックパック、サコッシュ等
- 色:シックで落ち着いたブラック、ネイビーを中心にスポーティなイエロー、グリーン等を差し色で使うのもお洒落。
アメカジクラシック
特徴:カジュアルだけど上品な大人っぽいイメージ。ニットの着こなしは無骨で男らしいイメージを大事に考える。
OK:カジュアルで凹凸のある素材を選ぶが、基本的にシャツに合う上品なものを選ぶとバランスが良い。
NG:大きいロゴ、凝ったデザイン等装飾が多くなると子供っぽくなる。
- トップス:Tシャツ、ブルゾン、シャツ等
- 靴:ローテクスニーカー、革靴、ブーツ等
- 帽子:ハンチング、キャスケット等
- バッグ:バックパック、トート等
- 色:無骨で男らしいカーキ、ブラウン、ブラックを中心にライトグレー、ダークグレー等の中間色が使い易い。
キレイ目カジュアル
特徴:スマートで爽やかな大人のイメージ。ニットの着こなしに関してもできるだけ濃色で細いものを選びアウターやボトムスでキレイ目要素を追加する。
OK:シンプルでキレイ目なデザインと凹凸が少なく艶のある素材を選ぶ。
NG:大きいロゴ、凝ったデザイン等装飾が多くなると子供っぽくなる。
- トップス:カット、ジャケット、コート、シャツ等
- 靴:キャンバススニーカー、革靴等
- 帽子:ハット、キャップ等
- バッグ:クラッチ、トート、ショルダー等
- 色:ブラック、ネイビー等濃い格好良い色を中心にホワイト、ライトグレー等の色は爽やかに決まる。
まとめ:アイテム選びは自分に馴染む物を選ぶ
と、いうわけでまとめると
まとめ
- ニットは基本的に上品で大人の印象を与える保温性も兼ね備えたファッションアイテム。
- ニット選びは『サイズ感』『素材』『首回り』と『編目』で複合的に決まる。
- ニット選びは自分の系統で決める。
- 自分にあったイメージを育てる。
- ニット選びの着こなしとイメージを育てる。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
『デニム(ジーンズ)』の魅力が分かっていただけると幸いです。
少しでもあなたのファッションライフのきっかけになれる事を切に願っています。
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