系統別着こなし方

【メンズファッション】ワーク街着の着こなし術基本版(春→夏)

2020年6月30日

質問

ワークって仕事着のことですか?

元々はアメリカやヨーロッパの作業着ですが、近年では『古き良き時代』と言われる昔の繊維業界が未成熟な時代に作業着として活躍した様々な特徴をデザインとして街着に落とし込んだ定評のあるファッションです。

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過酷な肉体労働に耐えうる条件とは丈夫さと動き易さ、使い易さが重要です。

  • 過酷な環境に耐えうる丈夫な生地。
  • 肉体労働下で動きやすい大きさ。
  • 様々な作業ツールを効率よく使う為の収納力。
  • 身体を守るために考えられた仕様。

このような状況に対応できる『ディティール(細部)』にこだわったファッションです。

想像できる現代の作業着とは違い1980年代のゴールドラッシュ(金脈の発掘ラッシュ)や炭鉱夫に代表されるワークウェア。

デニムの起源が作業着であったことはファッション業界では周知のことだが当時の作業着は丈夫な生地のデニムに丈夫な生地のシャツといった現代のカジュアルファッションに近い服装であった。

そんなワークウェアから様々な『ディティール』を『デザイン』へと変化させたワークファッションへと変遷をとげ無骨で土臭い男らしいイメージを上品な街着へ継承したスタイルを指します。

この記事でわかること

  • ワークファッションの街着での着こなし方

『ワークファッション』上品で落ち着いた大人のファッションへの変化

  • 体格はがっちり型。
  • 無骨で男っぽい。
  • 土臭くお洒落とは縁遠い。

ワークというとこういう作業着のイメージではないでしょうか?

タフな素材、機能的なパーツ、裁縫技術の結集されたとにかく丈夫で使い易い服装が様々の『ディティール』と『デザイン』へと形を変え都会の街中で着ていても浮かない街着として着れるようにMIXしたファッションが指し示すのは真逆の要素を取り入れることです。

  • 体格はどこにでもいる中肉中背。
  • 物静かでおとなしい。
  • 落ち着きのある上品な格好。

この条件に合う『アメカジクラシック』と『ワーク』を掛け合わせることで街着で①清潔感のある②デザイン性も持ち合わせた➂落ち着きのある④大人の格好である『ワークファッション』が完成します

質問

アメカジ系クラシックって何ですか?

落ち着いた大人っぽいファッションの系統(ジャンル)です。こちらを参考に☟

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『ワークファッション』アイテム選びと着こなし

男っぽく土臭い格好は現代では敬遠されがちです。

太いパンツに大き目のトップスを合わせたやぼったい格好ではなく『ワークウェア』から『ワークディティール』のみを切り取った清潔感のある格好を心がけます

感覚的な難しいことではないので次のことに注意。

着こなしのポイント

  • ワークディティールの取り入れすぎに注意。→ポケットやデザインの多すぎる服装はガチャガチャするので取り入れるアイテムは1,2個で十分。
  • 大きさに気をつける。→ワークは大き目のサイズ感が多いので全てダボっとするとメリハリがない。程良く細身のアイテムでシルエットのバランスをとる。
  • シャツスタイルを中心に上品さを維持する。→太いパンツにゆるいTシャツではカジュアル感が強いので襟物で上品さをプラスする。

シルエットのバランスは3種類。特にワークファッションはAラインシルエットを意識する。こちらを参考に☟

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春→夏ボトム(ズボン)

少し細めから少し緩めを意識する。デザインの少ないシンプルな物からポケットの多い機能的な物まで様々な形がある

シンプルなデザインの起源は簡略化され大量生産されたことに起因する。

  • デニムを選択。細すぎない形で、細身でもテーパード(太ももにゆとりがあり裾にかけて少し細くなっている形)くらいがバランスが良い。淡色すぎるとカジュアル感が強いので濃いめを選び上品さをプラスする。
  • チノパンを選択。丈夫でしっかりしたチノパンは人気。ベージュ、カーキ、ブラウン等の色合いはワークスタイルの象徴。
  • カーゴパンツを選択。貨物船の作業服からミリタリーにも採用されたサイドポケットが特徴のボトム。カジュアルになりすぎないようにシャツスタイルで合わせる。
  • ペインターパンツを選択。塗装職人が着ていた作業服に代表されるボトム。ハンマーをつるす用のループや工具を収納するツールポケットが太もも部分に装飾されているのが特徴。
  • オーバーオールを選択。砂金掘りの労働者から要望されて生まれた胸当て付き作業ボトム。現代ではサロペットとも呼ばれるファッションアイテムとなっている。

春アウター(上着)

ポケットが多くデザイン性がある物が多い

シャツスタイルに合わせることが多く、サイズ感は大き目なので少し小さめを選びボトムを細身のスタイルで合わせるとバランスが良い。

  • カバーオールを選択。鉄道員の作業着に代表されるジャケット。胸と裾に3~4つ程の多めのポケットを携えたデザイン性の高さが特徴。
  • ハンティングジャケットを選択。狩猟採取の為に作られたジャケット。狩る動物により形は様々ではあるが裾についたマチ付の大き目のポケットや仕留めた小動物を入れておく胴回りに大型のポケットがついたようなデザイン性が高いものが特徴的。

春→夏はおり(パーカー、シャツ)

シャツスタイルが清潔感を強める

やぼったくなりすぎないように中間の羽織物で調整するスタイル。

  • ボタンダウンシャツを選択。襟先にボタンのついたシャツ。襟の立ち上がりが落ち着きのある上品さをプラスする。
  • 凹凸感のあるシャツを選択。きめの細かい艶のあるシャツは避ける。目の粗い風合いのあるシャツスタイルが丁度良い。
  • シャンブレーシャツを選択。生地の表面に凹凸があり2色混で表情のあるのが特徴。縦糸と横糸の色を変えて平織にするシャツ
  • ダンガリーシャツを選択。デニムシャツに近い生地になるが綾織りの縦と横が白糸が2、先染めの糸が1で編まれていることからデニムシャツよりも色の柔らかい仕上がりになる。
  • パーカーを選択。前をしっかり閉めて落ち着きのある大人な着こなしを意識する。

春インナー→夏メインT

ぶ厚めでしっかりしたTシャツやカットソーが鉄板

大きすぎるとだらしなくなるので注意が必要、自分の身体に合った少し細めのサイズ感を選ぶ。

  • 無地Tシャツを選択USAコットンなどのしっかりした素材を選ぶ。同素材ポケTも〇。
  • バスクシャツを選択ボートネックと言われる首回りが横に広いTシャツが清潔感をプラスする。
  • サーマルTを選択生地表面に凹凸のある丈夫なTシャツ。無骨な男の雰囲気に好まれる。

春→夏シューズ

先の細いスタイリッシュな物ではなく丸みのある形状がおすすめ

  • ワークブーツを選択。エンジニアブーツとも呼ばれるが元々は作業着目的で作られた。思い建材が足に落ちても大丈夫な強固なものだ特徴。鉄板入りの安全靴もここから生まれた。
  • ポストマンシューズを選択。郵便局員が履いていたローカットの革靴。歩いて配達するハードワークに耐えうる頑丈さとクッション性能を上げたのが特徴。
  • デッキシューズを選択。船の甲板での作業員の為に生まれた靴。革製の物やキャンバス製のものはあるがその特徴はアウトソール(靴底)にある。海や川に落ちないように水でぬれた状態でもグリップ力を発揮してくれる切り込みや波型が施されている。

春→夏小物

  • ワークキャップを選択鉄道作業員の帽子が発祥。帽子トップが平たくなっているキャップ。ワークスタイルにおすすめ。
  • ハンチングを選択。狩猟の際に用いられたツバとボディ一体化した縦長の帽子。
  • キャスケットを選択。ハンチング帽の一種だが新聞売りが多くかぶっていたとされる丸型の帽子。ハンチングと似ているがツバとボディが一体化していない丸みの帯びた形が特徴。

『ワークファッション』の機能デザイン

ワークは耐久性と使い勝手が重要なのでワークに象徴される機能的なデザインがある。

土砂の流入を防ぐ『チンストラップ』

チン=あごのこと。首元のボタン最上部についた予備のボタンストラップ

炭鉱の仕事では服の中に土埃が入らないように首元のボタンはぴちっと閉めることが当たり前。

縫製技術の未発達な時代には服の縮みは日常茶飯事で首のボタンが閉められなくなるので生地を余分に残し、縮んでもボタンを閉められるように予備のボタンも取り付けられたディティール。

箱の取り出しやすい『山ポケ』

道具を入れる胸ポケットが重要なのだが口が平らでは取り出しにくい。

道具を取り出しやすいようにポケットの口を山形にして箱のサイド上部を指でつかめるようにした山形のディティール

たばこを入れやすいようにポケットの底にマチをつけられたものもある。

デザイン性の高い『ガチャポケ』

山ポケもガチャポケの一種とされるが左右非対称のポケット

様々な仕事の用途に合わせて効率よくツールを収納するために変化させたディティール。

雨、埃を防ぐための『フラップポケット』

ポケットの上部にふたのつけられたポケット

ボトムやジャケット、シャツにいたるポケットの中身を雨やほこりなどの流入を防ぐためにつけられたディティール。

強固さを作り出す『トリプルステッチ』

三本針とも呼ばれる縫い目を並列に三本作るミシンを使って縫製されたステッチ

破れにくく丈夫に作ったディティールが現代では見た目のデザインとして採用されている。

生地と色があっていない『色違いのステッチ』

普通ファッションにおいて生地と縫製の糸は同色で施される。

しかし、ワークウェアはファッション性ではなくただ丈夫であればよいので縫製の過程で糸を変えずにそのまま縫製を行ったことが起源とされる。

紺のデニム地に白のステッチ等はそれに代表されるディティール。

大量生産の為生まれた『残りっぱなしのサイドの糸』

シャツのサイドに縫いっぱなしで残された糸は切り忘れではありません。

大量生産を必須とされた肉体労働時代に生産上、シャツから次のシャツの縫製に移る際につながったまま開始される。

その糸を切っただけで次に行く為に始末されずに残った糸が現代ではワークのディティールとして再現される。

まとめ:アイテムの組み合わせ方は自由。おさえるべき5項目。

と、いうわけでまとめると

おすすめポイント

  • ワークデザインを取り入れる。
  • 丈夫な生地を念頭に置く。
  • アウトドアのアイテムは混ぜても1,2個にする。
  • 土臭くなりすぎないように羽織で調整する。
  • 無骨に男らしく尚且つ清潔感をMIXする。

ワークファッションを手軽に街着で着るにはアメカジ系クラシックの中に取り入れるのが一番。

当サイトではワークファッションを一つの系統としてではなくアメカジクラシックの一部に分類しております。

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